財布をなくしてからやったこと。

生まれて初めて財布をなくしたので、自分がやったことと、各社の対応について感想を書こうと思う。
こんな記事は1000000回くらい書かれていると思うが、自分にとってはたった1回しかないのだ!(1回きりにしたいと切に願う)

■やったこと

・警察に遺失届提出
・各種金融機関のカード停止
・各種金融機関のカード再発行
国民健康保険証の再発行

■警察

遺失届は自宅最寄りの交番に出した。
そもそも財布を紛失したとおぼしき場所が自宅周辺であるため、もし届けられているならここが一番可能性が高かったのだ。
応対してくれた警官は中年の男性で、「それは大変でしたね」と同情してくれるわけでも、「へー、そう」と面倒がるわけでもなく、「じゃあこの書類に記入してくださいね」と淡々と事務処理をするだけだった。
遺失届には、住所、氏名、連絡先、紛失した時間(○時○分~×時×分と範囲が決められる)、紛失した場所、紛失した物品の詳細、現金が含まれるなら金額を記入する。
初めてなので勝手がわからずまごついていると「自宅周辺でいいよ」とか「財布の中身とか書いた方がいいよ」などと教えてくれた。
日頃、財布の中身など特段気にかけたことなどなかったが、必死に記憶の糸を辿って記入した。
キャッシュカード、保険証、各種ポイントカード、あとは何が入っていただろうかというところで気が付いた。鍵だ。
私は子供の頃から忘れ物が多く、大人になってからも治らなかった。
よって定期券、キーケース、財布とそれぞれを別々にすると必ずどれかを忘れたりなくしたりする危険があったので、財布にひとまとめにしていた。というか実際パスケースだけを持ち財布を忘れて出勤する事件を起こしたことがあって、それ以来すべてひとまとめにしたのだ(それでも定期券だけは何度も紛失しているので、つい一週間ほど前にパスケースに入れることにした。おかげで今回は被害をまぬがれた)
末行に「鍵:自宅、職場」と記入して渡すと、警官がアチャ~という声を出した。
住所記載のものと鍵をセットで落としてるので出来ることならしばらくは家を無人にしないほうがいいとの事。わかっちゃいるが現実的に無理だ。鍵を交換するしかないのだろうか…おぉ……。
「ひとまず本署に聞いてみますから」と電話を掛け始めたが、さっきの今で届いているわけがない。もちろんそのとおりで、ひとまず受理番号を渡すのでしばらくしたらここに電話してくれと紙を渡された。

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「届出証明書ではありません」ってじゃあお前は何だというのだ。
遺失届を出した翌日、警察署に問い合わせの電話をしたが「遺失届の受理番号と、落とし物の確認作業は別物なのでその番号は不要です」と言われた。受理番号とは……うごごご……。

■金融機関にカード停止連絡と再発行

キャッシュカードが数枚入っていたので、すべてに電話連絡をした。
ゆうちょ銀行、三井住友銀行三菱東京UFJ銀行と3社で手続きを行ったが、ここでは、各社の応対について書こうと思う。

流れとしては各社とも
 本人確認(住所、氏名、誕生日等)
→最終利用状況、口座残高など記憶にある範囲で
→紛失状況の確認
→停止措置、カードの再発行は店頭で

という感じであった。

カードの再発行に必要な物は、
・登録印鑑
・身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
・手数料1000~1050円

おおよそこの通り。

■ゆうちょ銀行

電話連絡した時は、担当オペレーターの態度がとてもひどくて、同じことを何度も聞いてきたり面倒くさそうな声色で対応されて、一番不安になった。
再発行のため店頭に赴き、カードを紛失したので再発行したいことを伝えると、再発行手続きのための用紙を渡されたので記入した。
数分待たされただけですぐに手続きは完了し、その場で手数料を支払った。
新しいカードは書留で送られてくるらしい。
尚、他金融機関が手数料1050円と言っているところ、ゆうちょだけは1000円ちょうどだった。50円だけとはいえちょっぴりうれしい。
あとゆうちょはカードがなくても通帳があればATMで出金できるのでとても助かった。問題はゆうちょ口座に貯蓄がないことだけだ。

三井住友銀行

電話連絡した時も、店頭でも特に問題はなく、スムーズに手続き完了。
「新しいカードは郵送でお送りします」と言われていたのだが、すっかり忘れて店頭で手続きをしてしまった。
途中で思い出したので「そういえば……」と銀行員のおねえさん(美人、お料理うまそう)に伝えたら受付状況を調べてくれたが「そういう状況(既に再発行を受理している)にはなってないですね~」と言われたので、再発行手続きを完了させた。
電話で言われたことは一体何だったのだろうか。謎である。

三菱東京UFJ銀行

実は銀行の中では一番最初に手続きをしたのだが、一番時間がかかったので最後にした。

電話応対は普通、再発行手続きはどこでもいいので支店に来てくれと言われたので行った。
番号札を引いて、再発行申請書類に記入して、窓口に呼ばれて、お姉さん(美人)がわちゃわちゃ手続きをしてくれたのだが、あらかじめ電話でカードを停止させたと伝えているのに「ではこちらで停止手続きをしますね」と言う。

自分「いや、既に昨日停止の連絡をしたんですが…」
お姉さん「えっ」
自分「昨日電話をしてキャッシュカードとクレジットカードの機能を停止してもらったんです」
お姉さん「えっえっ……すいませんちょっと履歴を確認します……」

大丈夫かよ~~~と思っていたら、お姉さん(堀北真希似)は難しい顔をして固まってしまい、やがて奥の方から上司っぽい女性が現れた。
二人の会話を要約すると「A画面だとカードは停止になっていないが、B画面だと停止になっている。そのステータスをAに反映させたいのに入力不可になっていて出来ない」ということっぽい。
「ちょっと状況を調べるので、もう一回待ち合いで待ってくれ」と言う。
待つこと30分。再度呼ばれる。
なんだかよくわからんが、クレジットカードの更新時期と再発行申請が被っていたのでその辺の問題でゴチャゴチャしていたらしい??
結局なにがなんだかわからんまま、とりあえず再発行手続きは出来るということでやってもらった。
書類にいろいろ記入したあとも「すみません、ここは書かなくて大丈夫でした……訂正印ください……あとこっちは記入が必要でした……」と、ちまちま不安要素があったが、きっとこのお姉さん(編み込みのハーフアップが似合っている)は新人なのだろうということで自分を納得させた。

国民健康保険証の再発行

順番は前後するが、本当の本当の一番最初に行った再発行手続きはコレ。
市役所の国民健康保険窓口的なところに行って「財布を落としたので保険証もなくしたんですが…」と伝えると、住所、氏名、連絡先、世帯主などを書かされた。
即日再発行してくれるようなのだが、窓口での手渡しは行っておらず、2,3日後に郵送で届くだろうとの事だった。週末に歯医者の予約をしているため早く届いてくれるというのはとても安心だ。
手数料はかからず、書留で送られるとのこと。

■その他

自分は免許を持っていない。無資格無免許である。
そのため身分証明書は、保険証と通帳などの合わせ技、顔写真付きが必要なときはパスポートを利用していたのだが、その有効期限が今月いっぱいであることに気がついた。
今後も必要なものであることに代わりはないし、市役所に行ったことだしついでに住基カードを作ることにした。
しかし急に思いついたため写真など持ってきていない。有料の証明写真機も置いてあったが、なんとなく嫌だなぁと思ってみていると「住基カードに必要な写真は無料で撮影します」という紙が貼られていた。なんとありがたいことだろう。いやしかし安くない住民税を払っているのだ、写真撮影くらい無料でやってくれてもいいはずだ。
突然思い上がった市民へと変貌し、無料で写真を撮ってもらい住基カードを発行してもらった。
発行してから「10年間有効なら、一度自宅に戻ってフォトショで加工した写真を持ってくればよかったな……」という考えが頭をよぎった。
そしてこのカードは諸々の再発行手続きで大いに役立ってくれた。今後も同人イベントの年齢確認などにおいて活躍してくれることだろう。
ありがとう住基カード! ちなみに発行手数料は500円でした。