「Ted」と「ブラックスワン」を見た話
■Ted
終始下品。アメリカ人ならわかるであろうネタがたくさん盛り込まれていたので、「ここ笑うとこなんだろうけど、よくわかんないから笑えないなー」となってしまい、もったいなく感じた。
日本語字幕で見たが、そういったネタが日本風にアレンジされていてちょっと萎えた。
そこは意味が通じなくて元ネタのママ出してほしいと思う。ニュアンスは伝わるが、アメリカが舞台の映画で「誰かが星一徹にならなきゃいけないんだ」とか言われると真顔になる。
お話の展開自体は王道ですね。
性表現多くてなんじゃこら~~~って思ってたけど、あれは主役のニナが女性性に自信が薄いという現れだったのかしらね。
場面場面の表現が痛そうだったりで怖かったけど、お話そのものはこわくなかった。
ニナの母親の毒っぷりや、自分に持っていない「女」を武器にする同僚、それに対する羨望と嫉妬、そして恐怖などの感情は非常に共感できた。
鏡の前でリリーと言い争い、ついには刺し殺してしまうが、それが実は自分自身だったというのもわかりやすい表現ですね。
役に没頭していくうちニナの黒鳥が形をもち、白鳥のライバルとしての黒鳥と、現実でのリリーに対する恐れが融合して、幻覚のリリーになってしまった。
でも舞台での白鳥役は黒鳥と同一人物であるので、黒鳥を殺すことは自分を殺すことである、みたいなことでしょ!
頭のなかではわかってるけどうまく文章にできないけど俺はわかってるからそういうようなことですよ!!!!!!
しかしなんかずっと既視感あるな? と思っていたらこれ「パーフェクト・ブルー」ですよ。
みんな! パーフェクト・ブルーも見ような!!