「ラン・ローラ・ラン」を見た話
ほほー、なるほどなるほどといった感じでした。
あらすじも考察も語り尽くされてるので今更感あるけども、一応説明。
主人公ローラとその彼氏マニは、危ないブツの運び屋をしている。
ある日ローラが待ち合わせ場所に遅刻したことで、取引で得た金をマニがなくしてしまう。20分後までに10万マルク用意してボスに渡さないとマニは殺されてしまうので、どうにか金を得るために文字通り走るローラ。
劇中では展開が3パターン用意されている。どれも大筋は同じだが、展開がちょっとずつ違っている。
なんでループできるのとか、ローラのイヤボーン(叫ぶと超常現象が起きる)とか、マニがカスすぎるとか、もやもやするポイントも多かったけど、単純に音楽と映像がかっこいいんでだんだんどうでも良くなってきますね。
ループものって聞いてたんで、前回の失敗を元に修正を行っていくのかと思いきや、記憶は引き継いでないっぽいし、ある程度の前提が同じでも全てが同じ環境というわけではないっぽい。全部が全部「ありえたかもしれない」結末かな。
オチはちょっと納得いかない。単純な強運で勝っただけだし、勝ったところでマニは自力で金を取り返して解決してたし、アホなDQNカップルが大金を手に入れたのでどうせアホなことにしか使わないんでしょ…としか思えん。
マニがカスすぎるので「なんでそんな男のために必死になるの…」とローラに感情移入できない。
全体的にテーマがとっちらかってる感じがしたので、非常に残念である。
繰り返すが、音楽はとてもかっこよいです。